サブタイトル | 涙のとなりのほほえみ | 話数 | 第9話 | 放映日 | 1972-9-2 |
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監督 | 野崎貞夫 | 脚本 | 市川森一 | ゲスト | 水谷豊 |
挿入歌 | 黄色い船 | 協力 | 相模女子大学 | その他 | 熊野神社 |
STORY
家でカッコよく写っているサリーの写真を眺めるチーコ。
ある日、高等部の廊下で成績優秀でプライドの高い夏目哲子と女番長・ノブコが女同士でつかみ合いの喧嘩をしていた。
どうやら夏目のボーイフレンドのことで喧嘩になったらしい。
みんなに抑えられて喧嘩は収まるが... この女番長のノブコは不良とみんなから言われている。
高校生でありながら口紅や香水をつけ、男子を誘うような色気がある。
トンコを恋人に持つ山下までがノブコに近づこうとするが、そこへノブコの取り巻きが現れあえ無く撃沈。
サリーと一緒に帰るためバスケット部の更衣室に行ったチーコはそこで女性が写っているポスターを見つけ、ムッとするがそこへ練習を終えた部員たちが戻って来た。
仕方なくそばに隠れたチーコは村上と他の部員たちとの話の中で「あの女番長、イイ線いっている。」と言ったことを聞いてしまう。
サリーと一緒の帰り道、チーコはサリーに「私って不良っぽい?」と尋ねるがサリーからは「不良っぽいのは、もっと色気がある。
でも、チッチには色気がないからなぁ」と言われガッカリ。
今度の日曜日にデートをしようとチーコが言ったのだが、妹のユリが会津若松から東京へ出て来るので下宿先のルミの家で、その引っ越しの手伝いをしなければいけないという。
ルミさんのところに行く村上が心配なチーコは当日、ルミさんの家に行くが、ルミから嘘をつかれた上「まだネンネのくせに生意気よ」と言われサリーにも会えずさみしく帰るのだった。
サリーからは「色気がない」、ルミさんからは「ネンネ」と言われたチーコはどうにかして、もっと色っぽくなりたいと考え、その挙句不良のマネをする。
濃い口紅と派手な服であのノブコがいる新宿のスナック「P&P」に行く。
店に着いたチーコはノブコの取り巻きの調子に乗せられアルコール度数が強いとは知らずにカクテルを飲んでしまった。
酔ったチーコに取り巻きたちは無理やりドライブに誘おうとするが、意識朦朧としているチーコは何の抵抗もできない。
その時、チーコが新宿のスナックに行ったことを聞き駆けつけてきた村上が入って来た。
チッチを連れて帰ろうとした村上にノブコの取り巻きが絡み、外へ出ての喧嘩が始まる。
さすがの村上も不良相手の1対複数では勝ち目はなかったが、ノックアウト寸前でノブコがその喧嘩を止めチーコを連れてさっさと帰れという。
喧嘩のことを何も知らずに酔って眠っているチッチをボロボロになった体で背負って帰るサリー。
次の日の放課後、ノブコがチーコのところに来て、昨晩のことを話してくれた。
村上が命がけでチーコのために喧嘩をして助けてくれたことを...
そしてノブコはチーコに「いい人を好きになったね。」と言ってくれた。
そんなことを言ってくれる女番長・ノブコのことをいい人にしか見えないチーコだった。
ノブコは当日退学処分となってしまった。
CAST
COMMENT
「ニーチェ曰く...」の夏目さんが取っ組み合いのけんか? 女の執念って怖~い...! しかし、水谷豊さんはやっぱりこのキャラですよね! 「熱中時代」など、穏和な役も演じられましたが、私の脳裏にはやはり今回の役どころが焼き付いています。 ところで、チエコは口紅などをつけて出かけましたがこの化粧道具は誰もものだったんでしょうか? 小川家にいる女性と言えば母親だけのようですが...
Location Site Information
スナック P&P
目黒区自由が丘1-25(未確認)
情報提供:真夜中の訪問者グッチさん Special Thanks!
城南学園
相模女子大学
村上が不良とケンカをした場所
熊野神社 目黒区自由が丘1-24
情報提供:MINMIさん、真夜中の訪問者グッチさん Special Thanks!
2003年3月撮影
お馴染みのサリーの下宿のそばでのシーンです。
2003年1月撮影
サリーの下宿(たばこ屋)の前です。
熊野神社 グーグルストリートビュ
熊野神社 目黒区自由が丘1-24