サブタイトル | 決死のアルバイト | 話数 | 第22話 | 放映日 | 1974-2-26 |
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監督 | 岡屋竜一 | 脚本 | 胡桃哲 | ゲスト | 大泉滉 青空はるお |
挿入歌 | ― | 協力 | 全国旅行業協会 | その他 | アイ.マリオ |
STORY
山手商事から15万500円を集金したしずかは会社へ戻る途中のバスの中でスリを発見。 バスから降りて逃げ出す犯人と追いかけるしずか、そして被害者の男性。
商店街で被害者男性は間違えてしずかを捕まえてしまうが、その時にしずかは集金した現金の入っている封筒を落としてしまう。 それに気がつかず、そのままさらに犯人を追うしずか。
被害者男性はそこでその封筒を拾うがしずかは犯人を追いかけて行ってしまった...
会社では、ハチゴローが集金回収に失敗し社長に怒られていた。
そこへしずかが帰社し、封筒を出そうとしたが見つからない。 落としてしまったと気づくが、ここで落としたとは言えず苦し紛れに「1週間、支払いを待つ」ことにしたとウソをついてしまう。
会社の屋上で落ち込むしずか。 「どうやって15万円もの大金を...」と。 そこへ洋一が現れ、「人に頼らず、まず自分の力で何とかしてみたらどうだ。
もしそれがダメだったとしても自分自身で納得できるはずだ」と言われ奮起するしずか。
しかし、しずかの貯金は33,300円しかない。 財布には23,000円、合わせても10万円足りない。
そこで会社が終わってからアルバイトに出かる。
火曜日は工事現場、水曜日はホステス、木曜日は運命鑑定士、そして金曜日はビルの窓拭きとさまざまなアルバイトをするが、お金のために毎日200円のラーメンばかりで飽きてしまう。
高級レストランの前で「有り金叩いて食べちゃえ!」と中に入るが注文したのはミルクだけ。
そこで映画監督らしき人物と女優、そしてプロデューサーを見かける。
どうやらアクションシーンの撮影で女優がわがままを言ってそのシーンの撮影を断っているようだ。 さらにその話を聞くと、「10万円も出せばスタント員がいるだろう」と言っている。
すかさず、そのスタント員に立候補したしずかは即座に契約書にサインし、翌日の土曜日早朝から撮影現場に出かける。
しずかが出かけた後に妹のつぼみがお小遣いをせびりに部屋を訪れたが不在。 そこへ洋一もしずかを心配して来たが、いないことを知り「朝早くから頑張っているんだな」と。
そしてその訳をつぼみに話す。 つぼみは「今日出かけたのはこれかな?!」と契約書を手に取り洋一に見せる。
「姉貴は無理ているんだなー こうなったら私が掛け合ってやろう」と「大宝映画」のプロデューサー室に駆け込み「15mのつり橋から飛び込むシーンを姉にやらせる契約をしましたね! しかし姉は1mも泳げない。 万が一の時は賠償金を請求する」と脅かすつぼみ。
その頃、撮影現場では撮影が進み、いよいよしずかが橋の上から飛び込むカットに入る。
準備をするしずかだが、そこへプロデューサーが慌ててやって来てこの撮影は即刻中止だと言い出し、さらに10万円も払わないと言う。
しずかは10万円のために義務を果たすと主張。 困ったプロデューサーは、仕方なくそのまま10万円をしずかに手渡した。 お金の準備ができたしずかは喜んで会社に行く。
社長に山手商事から集金してきたと10万500円を手にして報告するが、社長からは拾った人が届けてくれた10万500円の封筒を見せられる。
「この大嘘つきが!」と叱られるしずか。 そこへ洋一が助け舟を出し一件落着!
COMMENT
当時の15万円は大金です! しずかの財布の中には23,000円が入っていましたが、今ならともかく当時のOLの財布の中身としてはかなりのものです。 何しろラーメン1杯200円の時代ですからネ。 しかし、今となっては500円札も懐かしいですね。
Location Site Information
山手商事
不明
スリが逃げた道
聖蹟桜ヶ丘駅前 多摩市関戸1-12
しずかがお金の入った封筒を落とした場所
せいせきクラウン街 とんかつ「江はら」前
(このお店は2005年8月に閉店しました)
スミレトラベル社
東京・霞ヶ関 虎ノ門三井ビル(アメリカンエクスプレス)
工事現場
不明
運命鑑定をした場所
不明
アルバイトで窓拭きをしたビル
赤坂国際ビル(未確認)
高級レストラン
不明
つり橋
不明
2002年4月撮影
スミレトラベル社(虎ノ門三井ビル)前の歩道橋です。 背後に見えるビルは霞ヶ関ビルです。
2002年2月撮影
ここも歩道橋上です。 写真撮影アングルが違う?