サブタイトル | 照る日 くもる日 | 話数 | 第7話 | 放映日 | 1974-5-14 |
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監督 | 青野暉 | 脚本 | ながのひろし | ゲスト | 桑山正一 |
挿入歌 | - | 協力 | 銀座セキネ | その他 | ナレーター:坂本九 |
STORY
ブティック・セキネで今日の仕事を終えようとした時、サンペイから食事の誘いを受けるひみこ。 さりげなくそれをかわすが、近くで同僚のひとみが隣の部屋の会話をそっと聞いている。 なんと、明日の休みにひみこの家に専務が来るという。 どうやらひみこの日ごろを抜き打ちで検査するようだ。 ひみこが将来の社長夫人に適しているかをテストするみたいだ。 ヒトミはこのことをひみこには内緒にすることをサンペイに吹き込む。 しかし、ひみこは別の店員からバッグ代の一部代金を建て替えることで、この情報を入手する。
急いで家に帰るひみこはあのニセモノ夫婦を何とかしなくてはならない。
ひみこの家では芝居の練習中の菊之助とあやめ。 そこへひみこが帰宅し専務が来ることを伝え午後から外出してもらうようお願いする。
翌日、菊之助とあやめは隣のおばさまと町内会に行っているということにして外出してもらった。
専務が来るまでに部屋の掃除をし、料理を作るひみこ。
一方、菊之助・あやめは行く当てもなく公園でくつろいでいると、そこへスーツに蝶ネクタイをしたおじさんが現れる。 おじさんは葉巻を、菊之助は紙たばこをモクモク。 あやめも近くで買ってきたというたこ焼きを持ってきた。 仲良くなった3人は、公園で青春時代を語りながら過ごす。
せっかく仲良くなったのだからとおじさんを家に招こうとする菊之助だが、あやめから今日は家に娘のお客様が来るからと一旦は断る。 しかし、おじさんは「一杯くらいなら私がおごろうと思ったのに」とさり気げなく財布をちらっと出した。 このおじさんも今日どこかによる予定だったようだが... その中身を見た菊之助とあやめは即時に家に誘う。
3人で家に戻り玄関チャイムを鳴らす。 ひみこは専務が来たと玄関まで行くと外からは菊之助とあやめの声。 「あれほど帰ってくるなって言ったのに!」と怒りながら扉を開けると、目の前には専務が。 なんと一緒に帰ってきたおじさんは専務だった。 「これはどういうことだ」と専務。 絶望のひみこは気を失う。
目が覚めると隣の部屋で専務と菊之助とあやめが話をしている。 専務にニセモノだと見抜かれそうになると思ったひみこは機転を利かせ上手くかわし、ニセモノ二人が見破れずにすむ。 それどころか専務に褒められるまでに。
そこへヒトミが、どうなったかを探りにひみこの家の近くまで来ていた。 家の中から楽しそうにしている専務たちの声がする。
そこへお酒を買い出しにと外へ出たひみことヒトミがバッタリ。 ヒトミから専務のご機嫌を取るため「両親に太鼓持ちまでさせて」と。 すると専務が外へ出てきて、ヒトミを見て「君はだれ?」と。 ひとみは専務を家の中に連れ込み菊之助とあやめの前で、「尊敬していた専務が、こんな無教養な人達と踊っているなんて」と。 さらに「校長で既に学校も始まっているのにいつまで東京にいるの」とまで言われ、それに納得する専務は、ひみこに「うそをついていたのか」と責められる。 そして「こんな変な両親なら俊哉との縁談は破談だ」と言われてしまう。 会長は許しても会社を運営している専務のほうがと...落胆するひみこ。 家に戻り、大失敗の菊之助はひみこに平謝り。
翌日お店でひみこはサンペイたちに「どうせクビになるなら、自分から会社を辞めたほうが」と。
家では菊之助とあやめも荷物をまとめ出ていく寸前に電話が鳴った...
お店ではヒトミから「まだいるの?もう辞表を出したかと思った」と言われたひみこは今日までは立派に務めさせてもらう」と。 そこへ専務がひみこを呼んだ。 「君は実にいいご両親にめぐまれている」といきなり褒められるが何のことだか分からない。 どうやら専務は昨晩、大口の外国人バイヤーを料亭に招待したが芸者が一向に来ないため困っていた。 しびれを切らすバイヤー。 ふとひみこの両親のことを思い出し料亭に来てもらいで芸を披露したところ大変喜ばれ、そして契約も取れたと。
するとひみこは「いやしくも教育者の両親を商売の接待に使うとは!!」専務を叱る。
専務は許してもらう代わりに俊哉との婚約に賛成すると...
COMMENT
専務に『おくさまは18歳』の海沼先生の父上登場?
Location Site Information
セキネ
銀座・セキネ
レストラン
不明
ひみこの家
多摩市桜ヶ丘1丁目
公園
愛宕第一公園
2004年12月撮影
この桜ヶ丘でのロケは車での移動でなければ、ここに来るだけでヘトヘトです。
2004年12月撮影
海沼先生の父上のイメージそのままでしたね!
2004年12月撮影
愛宕第一公園です。 この下の三差路には当時歩道橋がありましたが現在はなくなっています。 また、ニセモノ夫婦が上ってきた階段も現在は途中までで下の道路まではつながっていません。
2004年12月撮影
当時のブランコがまだ残っていました。 ここも愛宕第一公園です。
2021/3追記:公園整備によりブランコ等が撤去されています。
2004年12月撮影
この公園で変わったところといえば、ベンチの数やパラソルのような日よけくらいでしょうか。